製作の流れ

製作の流れ FLOW

  • 革の選定.マーク付け

    革は生き物として扱っています。裁断する部位によって革の強度、伸び縮みが変わってきます。製品になった時、使用して2年後、3年後、さらに先を想定し、どのように変化していくかを見極めることが重要です。

    Point!

    一番はじめに取りかかる作業で最も重要な工程の1つと考えています。CHARD LEATHER FACTORYでは長く愛用していただくために製品の各パーツごとに裁断する部位を変えています。

  • 裁断作業(手断ち)

    CHARD LEATHER FACTORYでは一つ一つのパーツを革包丁で裁断しています。革を傷つけないよう直線や大きなカーブ、小さなカーブによって幾つかの革包丁を使い分けています。

    Point!

    革包丁の刃が研げていないと綺麗に裁断できないため、常に革包丁がキレている状態となるようメンテナンスを行いながら作業を進めていきます。

    私は数ある道具の中でも革包丁が一番好きです!

  • ヘリ落とし

    革の断面(コバ)の角を丸くする道具、また作業の事をヘリ落としといいます。
    コバを丸く仕上げることで手触り良く、丈夫になり、その後のコバ磨きの作業を綺麗に仕上げることができます。

    Point!

    革の厚みによってヘリ落としの番手を変えています。(厚いものは幅の広いヘリ落とし、薄い革には幅の狭いヘリ落としを使用)

    ヘリ落としも刃物なので革包丁と同様、自身でメンテナンスをしています。

  • コバ磨き、塗り

    磨くことで手触りがよく、丈夫で長持ちします。さらにコーティング剤を塗ることで上品な光沢をたもち、手触り良く丈夫になります。

    革に水分は天敵。コバから水分を吸い込んでいくのでコーティングする事で水の侵入を防ぎダメージをやわらげます。

    Point!

    CHARD LEATHER FACTORYではクリアのコーティング剤を使用し、革のもつ色目をそのまま活かす工夫をしています。(ランドセルリメイク等は色の付いたコーティング剤を使用してます。)

  • 革漉き(かわすき)

    専用の機材で革の厚みを薄くしていく工程です。革を漉くことで製品になった時の形や立体にした時のフォルムが変わります。

    Point!

    漉く厚みは各パーツごとに変えてます。

    革の強度を保ちつつ、パーツに合った厚みにしていきます。
    機械ですが刃物なのでもちろんこちらも自身でメンテナンスし研いでいます。

  • ミシン縫製

    業務用の総合送りミシンなので厚みある革でもパワフルに縫っていきます。
    JUKIというミシンメーカーも日本の業務用ミシンの専門メーカーです。

    Point!

    用途や革の雰囲気に合わせて糸の太さを変えています。

    糸の太さの変更とともにそのつど、針やセッティングを替え、縫うパーツによっても、押さえやガイドを替えています。

    一つ一つの工程に拘りながら製品を完成させていきます。

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